1. |
片隅
04:14
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価値のないことにしがみついている
感情が全てを覆い尽くしていたんだ
すれ違う人波が世界の理か
愛という言葉に呑み込まれていたんだ
部屋の片隅で息を潜めているだけで
頭の中には知らない音楽が詰まっている
大事にしていた花も枯れていた
哀しみと虚しさに包み込まれていたんだ
部屋の片隅で息を潜めているだけで
頭の中には知らない音楽が詰まっている
やがて明日が来るそれだけは確かだ
大人になるなんていつまでも出来やしないな
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2. |
かみなり
03:53
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かみなりが落ちたところは遠くて
おとぎ話のように現実味がなかった
目覚めるといつものように朝が来て
何事もなかったかのようにする
間違い探し 答え合わせをせずに
昨日と少しだけ違う空を眺めて
間違い探し 答え合わせをせずに
昨日と少しだけ違う空を眺めて
かみなりが落ちたところは遠くて
おとぎ話のように現実味がなかった
仕事後いつものように帰宅して
何事もなかったかのようにする
間違い探し 答え合わせをせずに
明日は何もかも違う空を眺めて
間違い探し 答え合わせをせずに
明日は何もかも違う空を眺めて
かみなりが落ちたところは遠くて
おとぎ話のように現実味がなかった
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3. |
虎視眈々と
03:07
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一杯の水を飲み干して
通勤電車の広告を眺める
横たわる人たちの傍ら
植木に見惚れている
不法投棄のゴミ屑も
塵が積もってきたようだ
落ちこぼれのレッテル今日も
規則正しくいたちごっこしている
虎視眈眈と
少し淡々と
虎視眈眈と
少し淡々と
猛スピードで走っているふり
代案もない文句が宙を舞う
縁の下にはみせかけの筋肉
ヘリウムガスでも詰め込んで
堂々巡りの先に
浮上する灰汁を掬い取り続け
原型すら留めていない
何かを追い求めている
虎視眈眈と
少し淡々と
虎視眈眈と
少し淡々と
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4. |
夕凪を待つ
03:37
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あざ笑う日々どこ吹く風
正体無き言葉は聞こえない
漠然と立つ憂鬱にほだされ
傲慢な未熟さを投げつける
ありもしないことばかりに
嫌気がさしてただ夕凪を待っているんだ
戸惑う街消えた足跡
コンクリートさえも錆びついて
ありもしないことばかりに
嫌気がさしてただ夕凪を待っているんだ
喧騒を突き抜けて
行方知らずの海岸線
潮騒に間に合うように走れ
あざ笑う日々どこ吹く風
正体無き言葉は聞こえない
ありもしないことばかりに
嫌気がさして夕凪を待つ
ありもしないことばかりに
嫌気がさしてただ夕凪を待っているんだ
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5. |
ほつれた糸
03:17
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ほつれた糸が絡まってゆくように
時は残酷に過ぎてゆくばかり
断ち切る術はどこにも見当たらない
ほつれた糸は絡まってゆくばかり
がんじがらめの日々に
囚われた心
がんじがらめの日々に
囚われた心
今、綺麗に綺麗に舞え
ほら、華麗に華麗に舞え
今、綺麗に綺麗に舞え
ほら、華麗に華麗に舞え
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6. |
君に会いにゆく
03:47
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俺は今風になって一直線に駆けてゆく
障害物は何一つ一切関係ないのさ
俺はあの海を越えて故郷を去りゆく
思い出は何一つ衝動には勝てないのさ
これから君に会いにゆく
俺は今鳥になって自由に空を飛んでゆく
地球の重力なんかには一切屈しないのさ
俺はあの空を越えて限りない青に染まってゆく
変わらないものに何一つ夢中になんてなれないのさ
これから君に会いにゆく
俺は今人になって想いを言葉に込めてゆく
伝えたいことは何一つこれからも変わらないんだ
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7. |
こんな夜は
05:06
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他のやつからすれば散々な毎日
でも関係ないだろう幸せは自分次第
心配ないさどうにかなるさ
うまくいかなくてもまた明日が来るよ
眠る前にそっと窓をあけて
見上げた空はきっと頭ん中 だから
こんな夜はいつだって
大事なこと気づかせてくれるんだ
そんな夜はいつものように
真っ暗闇の空へ消えてゆく消えてゆく
ほらまっさらな夜明けが来るよ
差し込む光に希望を抱いて
準備はいいかい？いつでもいいよ
大きく胸を張って生きてゆこう だから
どんなときもいつだって
顔を上げてここにいると叫ぶんだ
そうしたら君はいつものように
真っ白雲の奥で笑っている笑っている
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8. |
四季の道
04:18
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ビルの隙間から覗く狭い空
フェンス越しに生温い風が吹いた
交差していく別れと訪れが
工事現場の壁から覗いていた
暑いのか寒いのかもわからなくなっている
施された自然に囲まれて
得体の知れない自由に翻弄されて
嬉しいのか悲しいのかも感じなくなっている
名ばかりの四季の道 横目に素通りして
新しい宿り木に身を投じてゆく
現実なのか夢なのかも気づかないまま過ぎていく
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藤村JAPAN Tokyo, Japan
香川県出身、東京にて活動中。
SEMENTOSのGt/Vo.としても活動しています。
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